1年を通してシーバスを狙う場合、シーズン毎にいくつかのパターンが存在します。その中で、新年最初のパターンがバチ抜けです。
バチ抜けとは、青虫などのゴカイ類が、産卵のために水面に大量発生する状態。
それを狂ったようにシーバスが食べまくるんで、爆釣が期待できます。
バチ抜けのタイミングは地域によって大きく異なりますが、岡山・福山では2・3月の大潮の夜中の満潮のタイミングで始まります。
4月以降もバチ抜けはあるんですが、他のエサが豊富になって来るんで、シーバスがバチ抜けで狂わなくなり、パターンが成立しなくなるんです。
例年、2月の2回と3月の2回で計4回のバチ抜けの中で、爆発的に釣れるのは、その中の連続した2回。
今年のピークはどこになるのか
先週までの調査では、高梁川にかなりのシーバスが帰ってきていたことと、暖冬ということを考慮して、2月の1発目のバチ抜けで一気に収穫祭に突入するんではないか
そんな予測をしていたところへ今回の大寒波
はてさて、水の中はどうなっているんだろう
いてもたってもいられず、高梁川へ寒中ウェーディング
この大潮でバチが抜けた場合、数が少ないことと、水面まで出る前にシーバスに完食される可能性が高いので、ウェーディングして自分の目で確認するのが一番確実なんですね。
満潮潮止まり 気温-1℃。こんな中でウェーディング、我ながらアホです
マズは観察から
陸の上を50mほど行ったり来たりしましたが、バチは1匹も確認できず。
続いて水温チェック。
2週間前は11℃ありましたが・・・ 6℃
じわじわと下がったのではなく、この寒波で一気に水温が下がった模様。
これは試し釣りする必要なし。シーバス自体がこの激変にコンディションがダウンしているはず。
その上、バチが抜けてないもの確認できた。
経験値と大人な判断から、キャストせず帰る事を選択。
でもな~、もしかするとな~
駄目な自分、水温6℃へ突入開始
予想されたとおり、岸沿いはま~ったく無反応。やはりバチは抜けてません。
残された可能性は、冷たい川の水ではなく、少しでも水温の高い海の水が流れてる本流筋を攻めること。
本流へルアーが届いたのは、開始から1時間半後。
そこから1発目のバイトが出るまでに、さらに30分。
そうです、魚からの反応を得られたのは深夜2時
ショートバイトっていうより、魚が動けなくてルアーに追いつけないって感じ。
その上、自分も寒さで硬直しているから、アワセもファイトもガッチガチ
結果、5バイト→3ヒット→1キャッチ
(バチを意識してさして来た個体ではなく、居つき個体が口を使ったと思われる)
調査結果
確実に魚はいます。今週末から気温も上がっていく感じなので、これが安定したまま次の大潮を迎えると、高梁川・玉島港・笠岡周辺の干潟は期待出来るんじゃないかな~(期待を込めて)
今日は別の場所を調査
何か分かれば、改めて報告します
牧